2005年11月22日 (火)

橋本機

hashimotoki  インターネットでも図面を公開しているのがハンドばかり、と言う事情から最初はハンドをしていました。しかし、ハンドはうまく飛ばなかったときに、機体がわるいのか投げ方が悪いのかわかりにくいので、一人でやるのは困難と考えて2001年の夏からゴムカタパルトに集中するようになりました。

 まずは、機体の調整と製作がきちんとできなければだめだろうと判断したからです。この年(2001年)JC愛媛予選に行ってみたのですが、四国では自由機種は自分がパイオニアであることが判明したことも、この判断の大きな要因でした。

 しかし、このときはまだ垂直上昇機を見たことがなかったので、ともかく垂直上昇専用の機体を手に入れることが必要だと考えました。前述したように2001年末時点では垂直上昇機の図面はほとんどありませんでしたが、運よくMusashinoのホームページに前年度(200年)のJC優勝の橋本さんの機体の図面が公開されているのを見つけることができました。

 で、作ったのが写真下(青い翼)のレプリカです。この機体を作ろうと思った要因は主翼にあります。主翼は0.65mm板紙(青)で、キャンバーを削りだしています。つまり主翼の加工さえ正確にできれば、尾翼の調整だけでOKかもと思ったわけです。(あまい!!)

 まず主翼の材料の入手から困難を極めました。この板紙(青)とはppsimにあるカラー板紙青のことだろうとは容易に想像できました(当時すでにppsimはダウンロードしていましたので)。この板紙は他の板紙より強度が高いようなので、ぜひそのものを入手したかったのですが、結局手に入れることができず、ホームセンターなどで売っている板目表紙で代用しました(青色なのはラッカーで塗ったからです^^;)。当時MusashinoのM合さんを通じて橋本さんにも聞いていただいたのですが、すでに橋本さん自身、入手が難しい状況だったようです(東急ハンズにあったとか)。

 主翼の削りだしもなかなか熟練を要する作業です。4mmの胴体貼り合わせも難しい作業です。しかし初心者にとっての難関は、以外にも尾翼にあります。

垂直尾翼は通常尾翼で、水平尾翼に貼り付ける構造です。工作自体は決して難しいものではありません。この垂直尾翼ののりしろが水平尾翼の補強もかねています。水平尾翼は胴体にじか付けで、のりしろはありません(工作的には、のりしろのない側の接着剤のはみ出し具合が重要です。多すぎれば引きつり、少なければへなへなの垂直尾翼になります)。このために、垂直降下を繰り返すと尾翼が衝撃ではずれやすいこと、水平尾翼の後縁を下手に下げようとすると垂直尾翼がはがれやすいなど、かなりデリケートな機体です。詳しくはMusashinoのホームページを見てください。

http://homepage2.nifty.com/musashinoPPC/hasidata.html

 初心者が調整でいじくり回すには、あまり向いていなかったのかもしれませんが、自分で飛ばすことができるように改造していったことがよかったのかもしれません。

 この橋本機は私のSCシリーズのベースになった機体です。この機体を公開してくださった橋本さん、M合さんには感謝感謝です。なお、写真上の機体は2003年の1月に武蔵野公園に伺ったときにいただいた本物です。本当にありがとうございました。

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2005年11月17日 (木)

KittyHawkⅡ・DennyHawk

hawk  2000年から2001年もっともお世話になった機体がこれ、SC-25C KittyHawkⅡ(上)とSC-27E DennyHawkの2機です。どちらも「モーニングカフェ」からダウンロードしたT口さん設計の機体です。4年も前に作ったものが各1機残っていたのですが、かなり傷んでいます。この2機も、またまたハンド用です。

 KittyHawkの主翼は前縁で折り返した構造で強度アップを狙っています。また、前出のSSNFHと同様折り曲げキャンバーになっています。

 水平尾翼を胴体下側に取り付けることで接着時の変形を抑えるようにしているようです。ただし、下側にしたことで着陸時に水平尾翼翼端が変形しやすいためか、翼端に裏貼り補強(折曲げ)をしています。

 胴体は積層胴体とボックス構造の混合構造になっています。この当時、ハンドではすでに三角胴も増えていたようですが、何しろこの当時はまだ紙飛行機を飛ばしている人に出会ったことすらありませんでしたから、これはかなりのインパクトがありました。構造上紙の厚みが重要なのでAGケントで作る必要があります。実はこれでAGケントの存在を知ったようなことでした^^;。当時はモーニングカフェにもAGケント使用は明記されておらず、最初手持ちのバロンケントで作ろうとして大失敗してしまいました。近くの模型屋さんを回ったのですが入手できず、ホワイトウイングスの通販でやっと手に入れたことを覚えています。

 さらに、写真下のDennyHawkは主翼が中空翼となっておりスパンも270mmとやや大きめの機体となっています。さすがにこれは当時の私にはかなり難易度が高かったです。結局、メールで何度かT口さんとやり取りして、やっと完成さすことができました。

 T口さんの設計は「カッターで切り出しやすいデザイン」になっています。このことは、大変勉強になりました。紙飛行機は正確に作ることが大変重要です。そのためには自分の技量や手法、道具や冶具に合わせた設計をすればより精度を高めることができるからです。

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2005年11月11日 (金)

SSNFH-1.0

SSNFH   2000年の夏にパソコンを買ってインターネットで情報を集めるようになったのですが(2000年問題の不安がなくなったので)、そのとき初めてダウンロードして作ったのが北海道(当時は仙台)のH田さんの滞空競技用ハンドランチ専用機 SSNFH-1.0でした(当時は「やすしアンドかおるのホームページ」現「AERO BOY」。今もダウンロード可です)。現在もそうなのですが、なぜかダウンロード可能な滞空競技機はハンドに偏重しているんですね。ホームページやブログもハンド組みが多いですし・・・。

 H田さん、古い機体(5年前)の写真でごめんなさい。

 ちょっと見たところ二宮先生のホワイトウイングスに似ている気がしますが、まったく違う構造やアイデアで設計されています。現在のオリジナル機と比較するとかなり平凡かもしれませんが、1996年基本設計の機体であることを考慮する必要があります(H田さんが第4回ジャパンカップ(以下JC)出場時使用と記していますので)。

 まず目に付くのは(写真でわかるかどうかわかりませんが)、主翼が通常のキャンバーではなく直線で折り曲げて作られていることです。これによって正確に25%をピークとするキャンバーがつけられます。また、これによって主翼の剛性もアップします。

 また、主翼裏貼りも前縁より2mm控えられています。低レイノルズ数の翼では前縁がとがっているほうが性能がよいと言われています(H田さんは誘導抵抗低減のためと記しておられます)。 なお、JC規定機種では禁止されていますのでご注意ください。念のため。

 胴体にも工夫があります。現在はみな普通にやっていることですが、主翼下の部分は写真ではわかりませんが軽量化のために中抜きになっています。これは単に軽量化にとどまらず、胴体前下部に仕込まれた錘の増加に寄与しているはずです。これにより、重量の集中と重心位置の低下に貢献していると考えられます。

 胴体後部には1mm幅の補強部材が貼り付けられています。意識していなかったのですが、現行の私の機体も同様の補強を行っていることに気づきました(写真左下)。オリジナルなつもりでも、出会った多くの機体の集大成なのだと言うことにいまさらながら気づかされます。

 H田さん!ありがとうございます。

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2005年11月 7日 (月)

紙飛行機博物館とアンドリュー・デュワーさんの紙ヒコーキ

andrew1  インターネットの環境を得る前、もっともはまっていたのは二見書房の「紙ヒコーキ博物館」アンドリュー・デュワー編と「本物そっくり! 紙飛行機」アンドリュー・ヂュワー著の2冊でした。

 「紙ヒコーキ博物館」は堀川栄一さん、長屋敦夫さん、玉手栄治さん、アンドリュー・デュワーさん、葉阪豊さん、菅野俊行さんの6人のそれぞれ個性あふれる紙飛行機を収めた本です。これらの紙飛行機を作っているとどんな飛行機(もの?)でも紙飛行機にして飛ばせることができるんだぞ!という気迫みたいなものを感じます。

 この本はもう廃刊になってしまったらしいのですが、まったく残念です。

 もう一冊の「本物そっくり・・・」はアンドリュー・デュワーさんの立体型紙飛行機を16機収録したものです。立体胴の紙飛行機が飛ぶということに当時はすっかりはまってしまいました。自分でもデュワーさんの作り方をまねての立体胴の紙飛行機を作ってみたりしていました。

 その話しは、またの機会に。

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2005年11月 1日 (火)

紙ヒコーキで知る飛行の原理

bluebacks  講談社ブルーバックスの小林昭夫著「紙ヒコーキで知る飛行の原理」。この本こそ私が紙飛行機にのめりこむきっかけを作ったのかもしれません。

航空機の飛行原理や航空機の歴史、安定や翼型話までかなりわかりやすく書かれています。後から考えてもっとも私に影響を与えたのは、最後の設計例を示した部分の中で、

ゴムカタパルトで発信させる場合、この機体(レーサー539)を90~95パーセントに縮小すると、より高い高度が得られ・・・・

という記述があったことでした。

 この本を読むことによって、それまでのようにホワイトウイングスを説明書どおりに調整するだけではなく縮小したりバランスを変えたり、はては尾翼を大きくしたり胴体を長くしたり下翼の機体を高翼にしてみたりというような改造を楽しむようになったのです。

 この頃まだ紙飛行機を楽しんでいる方とは出会ったことがない状況でしたので、紙飛行機の楽しみ方が広がったことは紙飛行機を趣味としてつづけていく上で大きなことでした。

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ホワイトウイングスとの出会い

whitewings1  「よく飛ぶ紙飛行機」を手にしてから1年近く、紙飛行機とは縁がありませんでした。

 紙飛行機のことを忘れかけたころ、たまたまDIYの店で見つけたのが、ホワイトウイングスでした。

 AGさんがそのころスーパーマーケットやDIYの店に力を入れていたのか、その頃はホワイトウイングスのコーナーが設けられ、ジャパンカップを紹介したボードがあったことを覚えています。写真はそのとき購入した15機種組み立てキットのVol1と、Vol2の説明の小冊子です。実はこのセットの中で最もよかったのはVol2の付属の小冊子(右手前)でした。この本には作り方/飛ばし方/紙飛行機の設計入門がかなり詳しく書かれていたからです。

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2005年10月31日 (月)

記念すべき第1号機

N564 ニューモデル SC174F3BSW の紹介を続けたいところですが、その前に最初に作った紙飛行機のことから書きたいと思います。

それは、誠文堂新光社の二宮康明著「よく飛ぶ紙飛行機 Vol.1」の滞空競技用軽飛行機N-564でした。この本は小学校2年生の長男の夏休みの宿題に使えないかと買ってきた本の1冊でした。写真の紙飛行機は8年前のそのときに作ったものです。

なんと物持ちのよい。

紙飛行機って、本と一緒でなかなか捨てられないんですよね。

ところでこの紙飛行機、輪ゴム3本連結のカタパルトで10秒ほど滑空いたしました。

今ではお話にならないような滞空時間ですが、当時はなんとすごい紙飛行機だろうと感動しました。残念ながら息子の意欲を掻き立てるには及ばずそのままお蔵入りとなってしまいました。

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